◆留学先
アメリカ合衆国、オレゴン州、ポートランド州立大学
◆期間
2019年4月〜2019年12月(学部2年春学期〜秋学期)
春出発のプログラムで留学しました。TOFELの点数と滞在先における生活費とを考慮し、ポートランドを選びました。TOEFLやIELTSのスコアはとても重要ですが、GPAは平均2ほどあればCSは通ると思われます。
◆履修科目、内容、勉強になったこと
前期はIELPという留学生専用の語学の授業を取っていましたが、後期は許可が下りたので現地の学生と一緒の授業も取っていました。印象深かった授業は、日米の映画論・スケッチ基礎の授業・建築の基礎の授業です。
映画論の授業では、チームに分かれてショートムービーを一本制作することを最終目的とし、私たちのチームは『ノラガミ』という日本のアニメを制作しました。そこで私は主役の『夜卜』を演じましたが、アメリカで袴を着て日本刀を振り回すなんて思いもしませんでした。スケッチ基礎の授業では実際に街中で写生したり絵の具を使って大きなキャンバスにスケッチしたりしました。建築基礎の授業では、市内の有名な建物を観察したり、それを模写して模型を作ったりと、美大生のような気分を味わえて楽しかったです。とても大変でしたが、坂上ゼミを選ぶきっかけにもなりました。
◆住んでいた所 寮、ホームステイなど
留学先では、両親、および8歳と4歳の姉妹のいる家族の家に滞在しました。キャンパスのあるダウンタウンからバスで40分ほどかかる郊外の一軒家に住んでいました。バスでも自転車でも同じくらいの所要時間なので、晴れている日は運動不足解消のため、自転車で登校していました。片道10キロほどでしたが、坂が多くとても疲れました。夏は地獄でしたが、街全体の様子を把握し小さなコーヒーショップなどにも出会えたのでとても楽しかったです。
ホームステイ先の家はかなり大きく、部屋には私専用のトイレとシャワールームも付いていました。庭ではニワトリ数匹を飼っており、ホームステイ先のホストマザーが野菜を育てたりしていました。ホストシスターが名前をつけて可愛がっていたニワトリの一匹をホストマザーが美味しい夕飯にした時があり、子供たちが泣きながらもう鶏肉を食べないと抗議していたのをよく覚えています。こうやってヴィーガンは誕生するのだと感じました。
ガレージにはホストファザーの大好きなピンポンテーブルがあって、よく休日の夜に友人たちを招きお酒を飲みながらピンポンしていました。彼はIT関係の仕事をしていたので、家には大きなスクリーンやコンピューターがたくさんありました
◆留学での体験など
友人と2人で夏休みを利用してアムトラックに乗り込み一ヶ月かけてアメリカ大陸を横断する旅に出ました。ポートランドから飛行機で出発地点となるフロリダのオーランドへ行き鉄道に乗り込む予定でしたが、ハリケーンが到来し出発をやめるか強行突破するか決断を迫られました。空港内を走り回り、飛んでくれるフライトを探し出し嵐の中フロリダまで向かいました。ディズニーワールドでは暴風に巻き込まれながらチュロスを食べたのをよく覚えています。その後、フロリダからマイアミ、DC、NYC、シカゴ、サンフランシスコへ行きました。大変な旅でしたが、刺激的な旅でもあり、留学したからこそできた貴重な体験となりました。