〈2019年〉
韓国合宿(5/26〜6/2)
宿泊先:漢陽大学 宿舎
先日行われた第10期による韓国合宿について紹介します。今回は学部生19人と大学院生1名で言ってきました。
【1日目】5/26(日)
夕方に宿舎に到着したあと、シン先生の案内でソウル市内の見学学習をしました。先生の解説を聞きながら市庁や清渓川広場などをみて回りました。都市の歴史、発展に触れるお話は大変興味深く、充実した時間を過ごしました。夕食には美味しいサムゲタンをいただきました。
【2日目】5/27(月)
午前中は、現代美術館ソウル館に行きました。数多くの現代美術作品が展示されており、最先端のアートを体感しました。班ごとに昼食をとった後は、ギャラリー、チャプターワンを見学しました。こだわりの詰まった演出や展示によって作り出される洗練された空間が、とても印象的でした。
その後は、高麗大学を見学し、授業を受けました。立場の異なる3人の作家が描いた京城という街について、興味深いお話を聞きました。
授業の後は、日本語学科の学生と交流しました。合宿の中で初めての交流でしたが、今日会ったばかりとは思えないほど話は弾み、楽しいひとときとなりました。
【3日目】5/28(火)
午前中は慶熙大学との交流授業でした。早稲田からは「私のアートヒストリー」というテーマで発表をしました。実技として美術を学んでいる慶熙大学の学生の作品発表は大変興味深く、美術学部の学生との交流という、またとない機会を通して、アートの新たな見方に気づかされました。
午後は成均館大学との交流授業でした。北村韓屋村、景福宮西側、世運商店街周辺、明洞の4つのグループに分かれ、成均館大学の学生とそれぞれの地域を回りました。現地の学生とソウルを回ることで、街の歴史や問題点、東京にはないソウルの良さなどを知ることができました。
【4日目】5/29(水)
午前中は、景福宮・国立中央博物館を見学しました。景福宮では、交代式や伝統的な建造物を見て、韓国の伝統と歴史を体感しました。国立中央博物館では、実物を通じて朝鮮半島の歴史をたどることができる展示や、日本と朝鮮の交易を象徴する、翡翠のついた金冠など、興味深い資料を実際に見ることができました。その後は班ごとにテーマ学習をしました。現代アート、街並み、文化の3つの項目に分かれ、美術館や文化施設など、それぞれが自分の興味に沿った施設、街を見学しました。
【5日目】5/30(木)
午前中は、班ごとに目的地を決め、街並みやストリートアートを見学しました。
午後は、漢陽大学と交流授業をしました。人文学部のイ・ドフム先生の授業では「都市、空間、芸術の中の境界線」、政策学部のウ・ミヨン先生の授業では「オリンピックと東京」、「東京の電車文化」というテーマで発表をしました。漢陽大学の学生の、映画を通して都市と自然、田舎について考えたり、映画製作を通して都市を見つめ直したりと、多様なアプローチで都市について考える発表はとても興味深く、勉強になりました。授業の後は、サムギョプサルをいただきながら、学生との交流を楽しみました。
【6日目】5/31(金)
午前中は民画博物館に行き、絵付け体験をしました。体験の後は、ジョン・ミン先生による、民画の図像性と意味構造についての講義を受けました。民画に込められた意味、願いについて、学ぶことの多い貴重なお話を聞くことができました。昼食の後は、篆刻ギャラリーを見学し、チョンビョンレ先生の解説を伺いました。
【7日目】(6/1)
午前中は班ごとに行動し、韓国のテレビ局であるMBC放送局を見学しました。ABSIXやGOT7など、多数のアーティストのパフォーマンスや、テレビ番組制作の裏側を見る得難い経験となりました。夜は寮の部屋で打ち上げをしました。チキンをいただきながら、韓国合宿について振り返りました。
【8日目】6/2(日)
お昼に寮を出発し、無事日本に帰国しました。

10期が始まって間も無い韓国合宿でしたが、多くの方々の協力により、素晴らしい時間を過ごすことができました。
この合宿で得た経験を、今後のゼミ活動、そして今後の生活の中で活かしていきたいと思います。