大学院創造理工学部 建築学科、文学部 社会学コース、文化構想学部 社会構築論系の学生と合同で丸の内まちあるきワークショップを実施しました。文学部 社会学コース、文化構想学部 社会構築論系の学生が参加するのは今回が初めてであり、新たな交流が生まれたことで研究の幅を広げることができました。
2021年度の丸の内まちあるきワークショップは、以下のテーマで実施しました。
1. 公共空間のデザインと相互作用、コンフリクト(池田祥英先生/小藪明生先生)
2. 皇居ランナーの調査・研究(河野昌広先生/池田祥英先生)
3. 都市のしつらい(古谷誠章先生/池田理哲先生)
4. 丸の内を表記する実験的な地図をつくる(藤井由理先生)
5. まちなみに「記憶の痕跡」を探す(山村崇先生)
6. 薄暮地帯としての丸の内(金敬黙先生)
7. アートの発見【パブリックアート/銅像・レリーフ/美術館・ギャラリー】(坂上桂子先生)
8. アートの発見【建築デザイン/広場・通り】(坂上桂子先生)
以上、設定された8つのテーマのうち、学生がそれぞれ希望するテーマを選びました。各班では、10月12日から本格的に調査を開始し、11月9日に中間発表、12月14日に最終発表を行いました。
また、2月25日には「都市と美術研究会」にて各班の代表者が研究内容を発表しました。昨年度同様オンラインでの発表となりましたが、東京ステーションギャラリー館長 富田章氏、前(株)三菱地所設計代表取締役社長大内政男氏からご意見を伺うことができ、大変貴重な経験でした。
コロナ禍のため少人数ではありましたが、実地調査を班ごとに行い、それぞれの班が興味深い研究を仕上げることができました。さまざまな視点から丸の内という街を考えることで、私たちと街の関係について改めて考察できた良い機会でした。
なお、2021年丸の内まちあるきワークショップの報告書は別途冊子にて刊行される予定です。
[文責:菊地玲那]