【学部】アーティゾン美術館見学会

2022年6月7日、ゼミ生たちでアーティゾン美術館へ見学に行きました。

常設展に加え、2つの企画展(『写真と絵画-セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』『Transformation 越境から生まれるアート』)と特集コーナー展示(『ピカソとミロの版画』)で構成されており、大変多くの作品について学び、考えることができました。

『写真と絵画-セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』展は柴田、鈴木の作品約240点と石橋財団コレクションより約40点、計280点の作品で構成されており、両名が関心を寄せていたポール・セザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と絵画の関係を問うた新たな視点による展覧会=ジャム・セッションとして開かれていました。セザンヌという画家に影響を受けながらも「写真」というメディアを用いて表現することを選んだ両名の作品と絵画との共通点や相違点を知り、改めて「写真」と「絵画」の関係性について考えられた、大変興味深い展示内容でした。

『Transformation 越境から生まれるアート』展はルノワール、藤島武二、パウル・クレー、ザオ・ウーキーの4名の作品約80点が展示されていました。国際間交流が盛んだった時代に活躍した画家たちの作品に、「越境」がどのような変化をもたらしたのかについて知ることができ、新しく触れる文化がアートに与える影響の大きさを感じられました。

特集コーナー『ピカソとミロの版画』ではピカソ、ミロの版画作品、約30点が展示されており、両名が使った版画の技法や道具についても詳しく紹介されていました。生涯で多くの表現技法を用いた両名ですが、今回の展示では各々が重要視したモチーフや色彩などを版画作品から読み取ることができ、興味深く鑑賞しました。

美術館見学の翌週、2022年6月14日のゼミでは、上記3つの展示について考察した内容を7班に分かれて発表しました。発表を通じて、今回の展示を含めた美術に対する考えをさらに深めることができました。新型コロナウイルス感染対策のもと昨年度に引き続きゼミ生で美術館見学をすることができ、大変良い機会に恵まれたと感じました。今後もさまざまな美術作品に触れ、一人一人が美術に対する考えを深められるようなゼミ活動を行っていきたいです。

【文責:菊地玲那】

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