2022年6月21日、都市と美術研究所主催の、會津八一記念博物館「早稲田建築 草創期の建築家展」の見学会にゼミ生で参加しました。
この見学会には、早稲田大学創造理工学部教授であり、會津八一記念博物館のリニューアルに携わっておられた古谷誠章先生がいらしており、博物館や展覧会についての解析をお聞きすることができました。
博物館の一階部分については古谷先生が手がけられた箇所もあり、例えば一階ホールにある印象的な6本の柱は、設立時の状態を復元するために思案されたものだといいます。実際にその箇所を見ながら改装前後のお話を伺うことができ、貴重な機会となりました。
建築家展では、早稲田大学内の建築や早稲田大学建築学科草創期の建築家について、多くの文献資料や現建築学科生が作成した模型を通して学びました。普段私たちが通う戸山キャンパスの模型もあり、実物を見る時とは異なる感覚で興味深く鑑賞することができました。



展示やお話を通して、大学に通っているだけではなかなか知ることができない早稲田大学の建築の歴史について学ぶことができ、非常に良い経験となりました。前回の美術館見学とは異なり、研究所主催の見学会に参加する形であり、解析を直接お聞きした上で見学する機会は貴重で、大きな学びとなりました。このような機会をいただけたことに感謝し、今後の活動に生かしていきたいです。
【文責:吉川菜々美】