2022年7月12日、ゼミ生たちで日本橋三井ホールにて開催されたイマーシブミュージアムへ見学に行きました。

本展は坂上桂子先生が監修されたプロジェクトでもあり、“Dive in Art”をテーマにモネやドガ、ルノワールをはじめとした印象派画家たちが見た世界を没入型アートとして体感することができました。会場内に入るとホール全体が来場者を包み込むように絵画の世界が広がった空間となっていました。
ゼミ生のなかで最も印象に残った作品として多く挙げられたのはクロード・モネの『睡蓮』でした。筆触分割が立体的に表現されていたりありのままに近いスケール感で自分たちがまるで船に乗って作品の世界に入っていくかのような映像演出がされていたりと臨場感に満ちあふれ、モネの描いた「印象」にさらに重厚感が増して感じられるような作品でした。
また、制作ディレクターの西田 淳さんから本展開催に至る映像制作の過程についてお話を伺い、興味深い話をお聞きすることができました。

今回の見学会を通じて普段平面でしか見ることのない絵画の世界に入りこむという新鮮な経験ができ、画家の感じた世界を追体験することでアートの見方の幅が広がりました。また、映像作品として見たことで改めて原画も見てみたいと感じたゼミ生も多く、絵画鑑賞への関心も益々深まる機会となりました。
【文責:日下 優奈】