【学部】留学体験記 牧野愛

◆留学先
イギリス、ウェストミンスター大学

◆期間
2019年9月〜2020年5月(学部4年秋学期〜学部4年春学期)

◆履修した科目、内容、勉強になったこと
私の参加したEFL+Study abroad programは9月から12月までは日本人と各国の留学生が同じ教室で英語のみの授業を受け、試験を受けた後1月からネイティブスピーカーの学生と同じ授業を受けることが出来るというものでした。9月から3ヶ月間はひたすらスピーキング、ディスカッションとライティングを行い、語学力を向上させることが目標となっていました。1月から始まるセミスターではArt&Society、Academic skills Writing、Pop&Goesという3つの授業を取ることができました。特に印象に残っているのは、Art&Society とPop&Goesの2つです。どちらもディスカッションやプレゼンテーションが主体の授業であり、フィールドワークも毎週行うため、様々な国の生徒と意見交換し、話すことで英語でディスカッションする、話すということに慣れることが出来ると考え履修しました。Art&Societyでは毎週課題としてアートに関する記事を読み、事前学習を行った後、クラス全員でテートブリテンやテートモダン、V&Aミュージアム等のミュージアムに訪れ、班に分かれて見学しました。そして見学しながら、もしくは最後に班ごとにどの作品が印象的だったか、なぜその作品に惹かれたのか、なぜその作品がそのミュージアムのその展示室にあるのか、といったことを調べ、自分の言葉で説明する必要がありました。なぜその作品がその場所にあるのか、ということを考えながら鑑賞するのは新鮮な体験であったと共に、発表するにはミュージアム自体のバックグラウンドや作品についても知らなければならなかった為、より深く作品やミュージアムについて考えることができたと思います。

◆住んでいた所 寮、ホームステイなど
私の留学の数年前から、父がロンドンに単身赴任していたので、父の暮らしていたコンドミニアムで両親と暮らしていました。家事を自分でやる必要がなかった分、勉強に専念できました。ただ、寮暮らしの方がクラス外の友達を作りやすかったのではないかと思います。

◆留学での体験など
今回の留学を通して、語学力の向上を実感したのは勿論、他の学生とのディスカッションや会話で、日本にいる時には中々聞くことのできない故郷の話や、意見をやりとりすることが出来ました。また、自ら積極的に発言や質問をする姿勢の大切さを学び、自信を得ました。グループワークやフィールドワーク、授業時間も日本の大学の講義より長く、課題も沢山出たため、決して楽しいだけではありませんでしたし、慣れない土地での生活に不安や戸惑いもありましたが、英語力の向上のみならず、何物にも変え難い経験として自分の価値観や学習への態度と向き合うきっかけとなりました。