合宿

〈2018年〉

奈良合宿 (10/31〜11/2)

第9期坂上ゼミで、奈良での2泊3日の秋合宿に行ってまいりました。
今回の合宿では、美術史の先生である星山晋也先生、肥田路美先生、楢山満照先生もご一緒に、奈良の様々な場所を巡りました。

【1日目】
宿に集合した後、興福寺、奈良県庁、正倉院、東大寺を巡りました。

少し前に中金堂が再建されたことが話題となった興福寺の国宝館では、阿修羅像など有名な国宝や重要文化財を間近で鑑賞しました。
そして、東大寺では戒壇院、二月堂、法華堂、大仏殿を先生方の解説を伺いながら巡り、初日から多くのものに触れ、学ぶことが出来ました。

【2日目】
2日目は秋篠寺と平城京跡、唐招提寺、薬師寺を巡りました。

唐招提寺の金堂では5m近い大きさがある盧舎那仏坐像、千手観音立像、薬師如来立像の3体が並んでいる様子は圧巻でした。
金堂を見学した後に訪れた、唐招提寺を建立した鑑真和上の墓所と伝えられる開山御廟の前で先生方から様々なお話を伺うと、戒律を伝えるべく遠い日本に渡ってきた鑑真和上の強い思いをさらに強く感じさせられました。

また、首から上と下で作られた時代が違うという珍しい伎芸天像がある秋篠寺では、芸能の司る女神である伎芸天からご利益を頂こうと、ダンスや音楽サークルに所属しているゼミ生数名がお守りを購入している場面も見られました。
多くの場所を訪れ、長い距離を歩いた2日目ですが、歩いている途中でも様々な発見をすることが出来た、とても充実した1日となりました。

【3日目】
最終日の3日目は奈良国立博物館で開催されていた正倉院展を周った後にグループ別に分かれて行動し、その後には新薬師寺と春日大社を訪れました。

正倉院展では珍しい素材や高い技術を駆使して作られた、華麗で美しいものが多く展示されており、長い時が経った現代でもなお美しさと輝きを保ち続けていることへの驚きと感動を隠せませんでした。
グループ別行動では昼食やスイーツを楽しんだり美術館や博物館を巡るなど、それぞれのグループごとに楽しい時間を過ごしました。

合宿での3日間では、美術史の先生方から詳しい解説を間近で伺いながら、奈良の様々な場所を巡るというなかなか出来ない貴重で贅沢な経験をすることができ、奈良に流れている、深く長い歴史の流れの一片に触れられたように思えます。

お天気にも恵まれ、3.4年生合同の初めての合宿はとても実りある楽しいものとなりました!

韓国合宿(5/27~6/3)

宿泊先:漢陽大学 宿舎

先日行われた第9期 坂上ゼミ韓国合宿について紹介します。今回の合宿は3年生の学部生11名と大学院生3名で行ってきました。

【1日目】5/27(日)  ソウル市内見学

飛行機に乗って夕方に宿舎に到着したあと、成均館大学のシン・ジュンジン先生と共に市庁周辺や仁寺洞、セウン商店街などを見てまわりました。紙の地図を手にしながら、様々な場所を訪れ、興味深いたくさんのお話を聞くことができました。夕食にはアワビビビンバ、さらに夕食後には韓国の伝統的なお餅も頂き、初めての韓国の夜を満喫しました。

【2日目】5/28(月) 景福宮見学

午前中は景福宮で衛兵交代の見学をしたあと景福宮の見学をし、グループごとに分かれて行動をしました。それぞれが思い思いの場所を巡り、ソウルの街を楽しめたと思います。

【3日目】5/29(火) 国立民俗博物館見学、成均館大学との交流授業

国立民俗博物館では芸術家であるリュウ・ヨンヒ先生から、先生の作品も展示されている「塩」をテーマにした展覧会について説明をしていただきました。また、韓国の暮らしの歴史を感じる展示を見学したり、韓国の伝統的な帽子をかぶる体験もして楽しみました。

グループでそれぞれ昼食をとったあと、成均館大学との交流授業では2つの班に分かれて城郭まちを見学し、フィールドワークを行いました。街の歴史や建物の説明などを現地の学生からしてもらいながら、街が抱える問題についても考えさせられ、それぞれの班で実りある時間を過ごすことができました。夕食は、成均館大学の皆さんと一緒にチムタクを頂きました。英語や韓国語でのコミュニケーションでしたが、今日出会ったばかりとは思えないほど話が盛り上がり、楽しいひと時となりました。

【4日目】5/30(水) 国立中央博物館見学、民画博物館見学、民画講演

午前中は国立中央博物館に行き、アジア地域の様々な所蔵品を見ることができました。膨大な所蔵作品数で、とても見応えがありました。そのあとはグループ別で行動し、民画博物館で民画の絵付け体験を行いました。絵付けしたうちわはそれぞれの個性が溢れる仕上がりとなり、素敵なお土産になりました。

絵付け体験の後は漢陽大学のジョン・ミン先生の民画についての講義を受けました。韓国の人々が民画に描いたモチーフに込められた意味や願いを知ることができ、大変勉強になりました。夕食は、美味しいプルコギやビビンバを頂きました。

【5日目】5/31(木) 漢陽大学との交流授業

午前中のグループ別行動のあと、漢陽大学人文学部と政策学部との交流授業を行いました。人文学部では「絵画のメタファー」、政策学部では「場所の経験と私」というテーマで発表をしました。それぞれ違ったアプローチでの発表はとても興味深く、様々なことを考えさせられた学びある交流となりました。そのあと、学内のレストランで夕食を食べながら学生達と交流することも出来ました。

【6日目】6/1(金) 慶熙大学との交流授業、ギャラリー・美術館見学

慶熙大学キャンパス内の見学後、美術学部の学生の作品が展示されているギャラリーでキム・ドンヨン先生からお話を伺いました。作品の見方についてのお話は分かりやすく、目から鱗が落ちるようで大変興味深く勉強となりました。

その後、国立現代美術館 徳寿宮館に場所を移して見学をしました。徳寿宮館の歴史についての展示や、様々な現代アートの展示がされており、多くの作品に触れることが出来ました。

【7日目】6/2(土) MBC音楽番組収録見学

午前中のグループ別行動の後、イ・ドフム先生の手配で韓国のテレビ局MBCで音楽番組の収録の見学をしました。出演アーティストはSHINee、BOL4でした。番組制作の裏側や、アーティストのパフォーマンスへの真剣な姿勢を間近に見ることのできる貴重な機会となりました。

【8日目】6/3(日)

お昼に寮を出発し、日本に無事に帰国しました。

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9期ゼミが始まって2ヶ月も経たない中でのゼミ合宿でしたが、今回の合宿でゼミ生の仲も深まり、様々な方の協力のおかげで充実した素晴らしい8日間となりました。

今回の合宿で得たものを、これからのゼミ活動にも活かせるようにしたいです。

〈2017年〉

石川、富山県合宿(10月31-11月2日)

第8期坂上ゼミの秋合宿では、2泊3日で金沢・富山に行ってきました。
班行動では6つの班に分かれ、それぞれが「アート」「伝統工芸」「建築・街並み」といったテーマを設けました。

【1日目】
石川県立美術館に集合し、主に伝統的な美術工芸を鑑賞しました。
そのあと班行動をしました。

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【2日目】
金沢21世紀美術館で現代アートに触れた後、班行動をしました。

班行動では事前に計画を立てた上で、工芸の体験をしたり、兼六園や鈴木大拙館、茶屋街などを訪れました。

スライドショーには JavaScript が必要です。

【3日目】
金沢を後にして富山に移動しました。
富山市に最初に行くグループと高岡市に行くグループに分かれて、それぞれガラス美術館や富山県立美術館に訪れました。

スライドショーには JavaScript が必要です。

終始お天気に恵まれ、街歩きには最適の気候でした。

3、4年生では初めての合同の合宿で、とても良い経験となりました。


〈2017年〉

韓国合宿(5月28日〜6月4日)

宿泊先:漢陽大学 宿舎

坂上ゼミの大きなイベントの1つである韓国ソウルでの8日間に渡る合宿について、1日の流れに沿って紹介していきます。

今回の合宿は学部三年生と大学院生で行いました。

【1日目】5月28日(日)〈市庁舎周辺見学、東大門デザインプラザ(DDP)見学〉

夕方宿舎に到着した後、成均館大学のシン・ジュンジン先生の案内のもと市庁舎周辺を見学しました。実際の建物や街を見て歩きながら様々なお話を聞くことができ、大変勉強になりました。

夕食は美味しい参鶏湯を皆でいただき、東大門デザインプラザ(DDP)に移動し見学しました。

【2日目】5月29日(月)〈水原にて成均館大学とのフィールドワーク、華城・城壁散策〉

成均館大学建築学部の学生の方達と交流セミナーを行いました。グループに分かれてそれぞれ水原の街を見学し、フィールドワークを行いました。水原の都市活性化の問題に実際に取り組んでいる学生の方と街を歩きながら、問題点や歴史などの様々な話を聞かせていただきました。後に、私たちの水原見学についてレポートが日本の学生からの意見として、ソウル市庁に送られるとのことで、実際に都市の活性化を真剣に考える貴重な経験となりました。

成均館大学の学生の方達と昼食をいただいた後、華城とその城壁を散策しました。天気が良く暑い中で階段を登っていくのはとても大変でしたが、頂上に着いた時の景色は素晴らしいものでした。

夜はソウルに戻り、班ごとに自由行動をしました。

【3日目】5月30日(火)〈チョンウスクアート&ライフスタイルギャラリー、漢陽大学交流授業〉

狎鴎亭にあるチョンウスクアート&ライフスタイルギャラリーを訪れました。「私のお弁当」という展覧会が開催されており、実際に芸術家であるリュウ・ヨンヒ先生から作品についてお話を伺うことができました。

解散後、再び漢陽大学に集合し政策学部の学生と交流授業を行いました。それぞれ日本と韓国の「勉強の文化」「食事の文化」をテーマに発表をしました。笑いが起こる場面もあり、お互いの文化の違いや共通項を学ぶことができ、非常に良い交流授業でした。

【4日目】5月31日(水)〈景福宮見学、漢陽大学交流授業、ソウルタワー見学〉

午前は景福宮の守門将交代儀式を見学した後、班ごとに景福宮内を見学しました。

午後は漢陽大学人文学部の学生と交流授業を行いました。「他者性」というテーマのもと、お互いに発表をしました。私たちからは芸術家草間彌生について発表をし、漢陽大学の学生からは「他者性と暴力」についての発表でした。それぞれ異なる分野からの考察でしたが、イ・ドフム先生からの丁寧なフィードバックを頂くことができ、充実したものとなりました。

その後はキャンパス内を見学しました。

夕食には新堂洞で美味しいトッポッキをいただいた後、ソウルタワー(南山タワー)を見学しました。

【5日目】6月1日(木)〈国立中央博物館、慶熙大学、トータル美術館〉

午前は全員で国立中央博物館に行きました。非常に大きな博物館で、石器時代から朝鮮時代の韓国の美術品や他のアジアの国の数多くの所蔵品を見ることができました。

その後、慶熙大学に行き学食で昼食を頂いた後、慶熙大学の学生とトータル美術館を訪れました。主にメディアアートの作品展示がされており、作品の説明を聞きながら美術館を見学しました。

その後は班ごとに自由行動をしました。

【6日目】6月2日(金)〈成均館大学(都市と美術フォーラム)〉

成均館大学と早稲田大学の都市と美術フォーラム研究発表会が行われました。早稲田大学の院生と成均館大学の学生がそれぞれ「都市と美術」についてテーマを設定し発表をしました。

実際に韓国で行われている「まちの再生プロジェクト」や「芸術作品にみる都市」など、設定されたテーマは多岐にわたり、非常に興味深い研究発表会でした。

その後は成均館大学で昼食をいただいたあと、班ごとに自由行動をしました。

【7日目】6月3日(土)〈MBC 音楽番組収録見学〉

イ・ドフム先生が手配をしてくださり、全員でMBCというテレビ局で「音楽中心」という音楽番組の収録を見学させていただきました。出演アーティストはB.I.G、ASTRO、ヒョヨン(少女時代)、iKON、SEVENTEENでした。

その後は班ごとに自由行動をしました。

【8日目】6月4日(日)帰国

朝には空港に出発し、日本に帰国しました。

今回の合宿では学部生は3年生のみの参加で不安もありましたが、様々な方の支えのおかげで非常に充実したものとなりました。この韓国合宿を今後のゼミの活動にも活かしていきたいです。


〈2016年〉

韓国合宿(10月23日~10月30日)

宿泊先 漢陽大学の宿舎

坂上ゼミ後期の主な活動である韓国・ソウルでの合宿について一日の流れとともに写真を紹介してきたいと思います。

【一日目】 ソウル散策

昼過ぎにソウルに到着後、宿舎へ。光化門広場や清渓川などを散策し、明洞にて各班食事をとりました。夜の清渓川はライトアップもされとても幻想的でした。

【二日目】 慶熙大学との交流授業

この日は主に慶熙大学・美術学部の学生と交流授業を行いました。早稲田大学の学生は普段の学生生活について、日本美術についてプレゼンテーションを行い、慶熙大学の学生はおすすめの観光地や美味しい食事ができる場所についてプレゼンテーションをしていただきました。日本の学生生活と韓国の学生生活では少し異なる部分もありますが、似ている部分が多く笑いが起こる場面も多く見受けられました。お忙しい中キム・ドンヨン先生や美術学部の学生さんたちに、このような貴重な機会を頂きとても充実した授業になり、とても感謝しています。

また、大学内の施設を案内していただき、早稲田大学との雰囲気の違いに驚かされることが多々ありました。夕方には、慶熙大学の学生に美味しいチヂミのお店に連れて行っていただき、韓国料理を愉しみながら交流をしました。

【三日目】 成均館大学との交流授業

この日は成均館大学の建築学部の学生と交流授業を行いました。貞洞、清渓川、梨花洞、北村について日韓班ごとにプレゼンテーションを行い理解を深めました。また、プレゼンテーションをしたのちに各班に分かれ、実際に調べた場所に赴きました。実際にフィールドワークを行うことで新たな発見をしたり、ネットや文献では得られない町の雰囲気を感じることが出来ました。また、建築学部の学生ということで専門的な知識を教えてくれえる場面が多くとても勉強になりました。

フィールドワークを行った後は、シン・ジュンジン先生が手配をしてくださった、東大門デザインプラザ(DDP)にて各班で振り返りのプレゼンテーションを行い、夜にはタッカンマリというお鍋を一緒に美味しくいただきました。

【四日目】 漢陽大学にて交流授業

漢陽大学・人文学部の学生と交流授業を行いました。発表テーマは日本と韓国それぞれの芸術、文化についてお互いに発表しました。(音楽、漫画、映像芸術、芸術、ファッション、行事など)また、イ・ドフム先生による講義を韓国の学生とともに受けました。

午後は、大学内の施設について案内をしてもらいながら図書館や博物館などを見学させていただきました。その後は班ごとに自由行動をしました。

【五日目】

午前は国立中央博物館を全員で見学し、午後は班に分かれて行動しました。ほとんどの班はサムソン美術館などの美術館やギャラリーに行きました。国立中央博物館では、半跏思惟像をはじめとする貴重な展示や特別展である『都市のなかの美術』を見ることができました。

【六日目】

朝に集合し、景福宮で衛兵交代を見学した後、北村にあるアラリオギャラリーに行きました。ギャラリーでは、ホ・ミョンウク先生自ら作品について紹介してくださり、とても貴重なお話を頂くことが出来ました。

午後は班行動をし、国立現代美術館(ソウル館)やギャラリーなどを訪れました。

【七日目】

午前中に班行動をした後、午後はイ・ドフム先生が手配をしてくださりゼミ生全員でMBCというテレビ局に【音楽中心】という歌番組の収録を見学させていただきました。出演アーティストはBTS(防弾少年団)、TWICE、SF9、Davichiでした。また、夕方には四日目に交流した漢陽大学の学生とともにBBQを行いました。また、その後全員で国立現代美術館(果川館)を見学しました。寒い中、イ・ドフム先生やイ・チュンヒ先生をはじめとして様々な方が用意をしてくださり、とても楽しくご飯を頂くことが出来ました。

【八日目】

空港へ向かい日本に帰国しました。合宿中は様々な人にお世話になり支えられ、とても良い経験をすることが出来ました。来年度からも韓国合宿がより良いものになるように、ゼミ生一同頑張っていきたいと思います。


奈良合宿(5月8日~9日)※希望者のみ10日まで

【1日目】興福寺、唐招提寺、薬師寺

【2日目】法隆寺、中宮寺、東大寺

【3日目】頭塔、春日大社、奈良国立博物館、ならまち散策

歴史の深い奈良で、様々なお寺を4人程のグループで回りました。ただ散策するのではなく、お寺の住職さんにお話をしていただいたり、実際に仏像を見学し考察するなど、普段得ることのない貴重な経験をさせていただきました。

合宿前には事前に散策するお寺についての下調べを行い、また合宿後には合宿の成果について各班プレゼンテーションをするなど学びの深いものとなりました。

スライドショーには JavaScript が必要です。

韓国合宿(10月23日~29日)

現地の大学(慶熙大学、成均館大学、漢陽大学)との交流が予定されており、現在ゼミでは事前にプレゼンテーションなどを作成しています。