1970年代、美術の世界において女性作家たちは、キュレーターや批評家たちから軽視され、白人男性・異性愛者の外側に位置付けられる存在として制作・発表活動に大きな制限が伴う状態であった。同時に、1960年代の商業主義的な芸…
カテゴリー: 展覧会評
【展覧会評】ポストパンデミックをコーディングする「遠距離現在 Universal / Remote」
現在、国立新美術館で開催中の「遠距離現在 Universal / Remote」展(6/3まで。6/29より広島市現代美術館に巡回予定)。 現代美術を通してポストパンデミック社会の在り方を観測する展覧会であるが、その多く…
【展覧会評】シアターで味わうポスト印象派の魅力「Immersive Museum」
2023年7月18日、ゼミの見学会のため日本橋COREDO室町へ足を運んだ。現在ここでは一風変わった展覧会、Immersive Museumが開催中である。 本展で鑑賞者を出迎えるのは実物の作品が並ぶ展示会場ではない。暗…