【学部】目黒区美術館「岡田謙三 パリ・目黒・ニューヨーク」見学

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2026年4月28日、目黒区美術館において、企画展「岡田謙三 パリ・目黒・ニューヨーク」を見学しました。

目黒区美術館は目黒駅から徒歩10分ほどの場所に位置し、周囲を公園に囲まれています。閑静な住宅街の中で自然と調和して佇む一方、教育普及活動にも注力しており、地域住民にとって非常に親しみやすい美術館であることが窺えました。

見学に際しては、まずはじめに橋秀文館長より、美術館の概要とともに、岡田謙三や同時代の芸術家たちが海外の芸術動向から受けた影響について、お話を伺いました。
その後、坂上ゼミ卒業生で、本展担当学芸員の誉田あゆみさんより、鑑賞の助けとなる作家の経歴や作品の特徴について解説をいただきました。

解説をいただいた後はグループに分かれ、各章の作品を鑑賞しながら意見交換を行いました。

展示では、パリ、目黒のアトリエ、ニューヨークと、三つの拠点を中心に、さまざまな芸術家から刺激を受け、岡田が独自の表現を確立していった過程について学ぶことができました。
特に、第五章では、岡田が、ペインティングナイフやローラーを用いた繊細な画肌と、淡い色彩を重ねた色面の構成を通じて「静寂」を表現する「ユーゲニズム」という独自の手法を生み出したことが、複数の作品を通してわかりました。
なかでも、《ダブル・ランドスケープ》では、抽象と具象を二項対立としてとらえるのではなく、両者を共存させる、岡田の抽象表現に対する姿勢を見出すことができました。

岡田謙三 《ダブル・ランドスケープ》 1974年
油彩・キャンバス、198.0×458.0cm
群馬県立近代美術館蔵

パリでの藤田嗣治をはじめとした若い芸術家との親交、目黒のアトリエでの中堅画家としての地位の確立、そしてニューヨークでの抽象画家との交流による新たな表現への挑戦と、岡田の芸術家としての人生を追体験できるような展覧会でした。

【文責:瀧澤結】

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